香水は、他人からどう感じられるかで選ぶもの──
そう思っていませんか。
でも、合成香料が登場する以前の数千年間、
香りの役割はまったく違うものでした。
古代では医療の一部として。中世では調香師が医師を兼ねて。
宗教的な儀式では、精神を落ち着かせるために。
香りはずっと、他人のためではなく
自分自身のために用いられてきたのです。
その心身に近い香りの文化を、もう一度体験してみませんか。
柔軟剤、制汗剤、芳香剤。私たちの暮らしは合成香料に囲まれています。合成香料に含まれる成分が頭痛や呼吸器の不快感につながることがあると報告されており、人によっては身体に合わない場合もあります。
香りそのものが苦手なのではなく、合成香料との相性の問題かもしれません。
古代エジプトやギリシアでは、芳香植物は医療の一部として用いられていました。中世ヨーロッパでは調香師が医師や薬剤師を兼ね、宗教的な儀式でも香りは精神を落ち着かせるものとして欠かせない存在でした。 19世紀に合成香料が登場し、香りは暮らしに根ざした存在から、嗜好品へと姿を変えていきました。
香りは、心身に近い存在から嗜好品へ。その変化はわずか150年のことです。
講師の吉田恭隆は、国産・無農薬の植物から非加熱で抽出した天然香料を使い、天然香水と心身の関わりについて歴史的・文化的な視点から探究を続けています。
自分を整える天然香水。それは、失われた香りの文化を現代に取り戻す試みでもあります。

龍涎香(アンバーグリス)という古の希少香料を手がかりに、香りの歴史を学び、実際に香りに触れ、天然香料のみで自分を整える香水をつくる講座です。
龍涎香(アンバーグリス)は、マッコウクジラの腸内で生成される希少な天然香料です。海を漂いながら長い年月をかけて熟成し、独特の深みと甘みを持つ香りへと変化します。古代から「香りの宝石」として珍重され、王族や宗教的な儀式に用いられてきました。
この講座では、国内屈指のアンバーグリス研究者・吉田恭隆が、実物の龍涎香を用いた調香体験をご案内します。
香料の歴史、非加熱の天然香水と精油・合成香料の違い、そして龍涎香(アンバーグリス)の世界。知識として学ぶだけでなく、実際に香りに触れ、嗅ぎ比べ、天然香料ならではの香りの奥深さを体感していただきます。
天然香水・精油・合成香料の違いを実際に嗅ぎ比べ、身体で感じる違いを体験します。
希少なアンバーグリスの実物を手に取り、その香りと質感を体感します。国内でこの体験ができる場所は、ほとんどありません。
講座の最後には龍涎香を使った天然香水を自分で調香し、お持ち帰りいただけます。








Principal
やまぐち みほ|学長
フレグランスデザイナー・香料商、1995年にきゃら香房にて香技を学び、1999年にAir Of Fragrance(AOF)を設立。天然香料の輸入・販売、美術館やイベントの香り空間デザインを手がける。著書に『香りのレシピ』。SOW調香学校を東京に開校し、48種の天然香料を用いた30時間のカリキュラムで香りの本質を伝えている。
sowaof.com →
Instructor
よしだ やすたか|講師
リベレーションブランド バリバリー代表・調香師。アンバーグリスジャパン代表。植物から非加熱で抽出した香りを用いる独自の製法で天然香水を手がける。天然香料が心身にどのように関わってきたのかを歴史的・文化的な視点から探究し、その知見を現代の天然香水づくりに活かしている。龍涎香(アンバーグリス)の研究・活用において国内の第一人者。SOW調香学校では龍涎香を用いた調香講座を担当。
bariberry.jp →
